緑のちから
+DESIGNING という雑誌に
先端色彩研究室室長の南雲治嘉氏の「色の力」という連載があります。
色について、感覚やあいまいな説明ではなく
明確な根拠をもって、わかりやすく伝えてくれています。
まだまだ色については勉強不足な私なのですが、
vol.18 の緑についてのお話がとてもおもしろかったので
ちょっと紹介させていただきます。
色は、物体に光が当たり
その物体に吸収されずに、反射された光が「色」として
私たちの目にうつります。
色のなかでも、緑色は森林や草原の風景を連想させてくれて
心を癒してくれる色です。
では、その「緑」の代表ともいえる植物ですが、
植物のほとんどは青色と赤色の光を多く吸収し、
緑色の光を反射しています。
つまり植物自体は、光合成に必要な赤色と青色を吸収して、
不要な緑色をはねのけているから
私たちの目に緑色として見えるのです。
そして、その植物が不要で反射している緑色を見て、
私たちは癒されている、というわけです。
植物には不必要な光エネルギーを見て、癒される?
なんだか不思議な話しですが、
確かに色が見えるしくみを勉強してみると
その通りなんですよねぇ。
私の説明が下手で申し訳ないのですが、
連載ではとても分かりやすく書かれていますので、
興味のあるかたは是非読んでみて下さい。
関連記事